ベニシュスラン   ビロード地の葉に白黄色の網目模様が
  入りきれいです。
ベニシュスランの花を斜め前から   白地に桃褐色の着色がある
  細長いお花。
ベニシュスランの花を横から   花を横から撮影。
  細長いのがよくわかります。
  よく見るとまばらに毛が生えています。

ベニシュスラン

日本の地生ランです。湿り気の多い谷筋などの斜面で多く見られます。写真では少しわかり難いですが、葉の表面にはビロード状の艶があって白黄色の網目模様も入りとても美しいです。
この仲間(シュスラン属)や近縁の仲間には同様に葉の美しいものが多く、主に葉を鑑賞するために栽培されることが多いです。
洋ランの世界ではジュエルオーキッド(宝石ラン)と呼んで栽培されています。
このベニシュスランはこれらの仲間の中でも花が美しいほう(ほとんどのものは小さく地味め)で、酔白色の個性ある細長い花がかわいらしいです。夏に咲きます。

栽培は、直射日光の当たらない湿度の高い場所で管理します。水も好むほうなので、年中水切れしないようにします。植える用土は鹿沼土・赤玉土・軽石砂などの混合用土で水はけ良く植えつけるか、ミズゴケ単用で植えつけます。ただしミズゴケを使用する場合は、ミズゴケが傷んできたら早めに新しいミズゴケで植え替えてあげると匍匐茎の腐敗を予防できます。
夏はなるべく涼しく蒸れないようにし、冬は寒さには強いのですが霜には当てないようにします。
これらの仲間に共通ですが、ナメクジ・カタツムリが好んで食害しますので注意します。


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