ボタンヅルのお花です   ボタンヅルのお花です。

  写真ではちょっとわかりにいですが
  花びらの様に見える白い萼片が
  十字型に4枚あり、よく目立つ多数の
  雄しべと中心に集まった雌しべがあり、
  花びらはありません。
これもボタンヅルのお花です   ちょっと終わりかけのお花ですが
  白い雄しべよく開いていて目立ちますね。
自然の中のボタンヅル   他の木に覆いかぶさって咲いています。
  お花をいっぱいつけるので遠くからでも
  よくわかります。
  
  上2枚の写真とともに奈良県で撮影
  しました。
ボタンヅルの葉っぱです   ボタンヅルの葉っぱです。

  普通は写真の葉っぱより葉先が尖り、
  葉脈がもっとへこんでシワっぽく
  見えるのですが、写真のは
  日陰で育った若い葉っぱなので
  ちょっと丸みがあります。
ボタンヅル
キンポウゲ科の植物でクレマチスの仲間です。本州・四国・九州、朝鮮半島、中国に分布し日当たり良い林縁や道脇に生えています。
つる性で1回3出複葉(一枚の葉がミツバ型になる)が対生します。冬には落葉します。
夏に径1.5〜2cmの白い花をつけます。
似た仲間にコボタンヅルとコバノボタンヅル、リュウキュウボタンヅルがあってややこしい。
「コボタンヅル」はボタンヅルの変種で葉が2回3出し、そう果(果実)に毛が無い点で区別しますが、中間型もあり線引きが難しい。
「リュウキュウボタンヅル」もボタンヅルの変種で葉は1回3出ですが「そう果」が押しつぶしたようになっている点で区別します。
「コバノボタンヅル」は葉は2回3出し、花のつく数は少なめですが径3〜4cmと大きいのが特徴です。

栽培は、簡単です。明るいところで管理しましょう。年中水切れしないようにします。水はけ良く植えつけます。植えつけは秋か春に行います。地植えでもよく育ちます。
冬は戸外で管理できます。
1年でツルがかなり伸びるので花後にツルの先端や枝分かれした細いツルを剪定するとコンパクトにできます。
増殖は挿し芽が行えます。5・6月ごろ剪定した枝を利用しましょう。長く伸びたツルを地面に這わせておくと節から根が出るので切り分けて苗を得ることもできます。


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