Cyclamen hederifoliumのお花です。 お花の長さは2cm前後。 園芸品種に比べると小さなお花ですが、 より可憐な感じがしますよ。 お花が咲いている頃はまだ葉が 完全に開ききっていないことが多く 浅く埋まっている塊茎からお花だけが 立ち上がっているように見えます。 |
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Cyclamen hederifoliumの葉っぱです。 写真のものはまだ展開したばかりです。 この後もう少し葉が広がって、 葉色が濃くなり緑灰色の模様との コントラストがよくなります。 |
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無事受精したお花は花柄がクルクルと 巻いて株元に集まってきます。 ちょっとカタツムリの様にも見えますね。 |
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地表面に転がる実と種子です。 丸い実は裂けて種子をこぼします。 写真左側には小さな塊茎が 埋まっています。(実生2・3年苗) |
Cyclamen hederifolium (シクラメン ヘデリフォリウム、シクラメン ネアポリナータム) サクラソウ科のシクラメンの仲間です。地中海沿岸の岩場や雑木林内の斜面に自生しています。 地下に大きく平たい塊茎を持ち、秋に葉を展開します。葉には多くの場合、緑灰色の模様が入り変化に富みます。 花は葉の展開前かほぼ同時につけ、花色は白色から濃桃色まで変化に富みます。 夏は落葉休眠します。 多くのシクラメンの仲間に共通の特徴(例外あり)ですが結実すると花柄がゼンマイや蚊取り線香の様にくるくると巻きます。 栽培は、簡単です(原種シクラメンの入門種!園芸品種のシクラメンより簡単です)。明るいところに置きましょう。赤玉土・鹿沼土・軽石砂などを混合した用土で水はけよく植えつけます。塊茎は浅く埋めるか、上部が少し見えるくらいの深さに植えつけます。休眠期の夏に2・3年ごとに植え替えると良いでしょう。地植えも可能です。水はけの良い場所を選びましょう。 水遣りは用土表面が乾いてからあげます。夏には休眠するので乾かし気味にします。耐寒性があり冬期も屋外で管理できます。 増殖は、実生で増やします。採り播きまたは秋に播きます。こぼれ種子でもよく出芽します。 |
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