ダルマエビネのお花です。 全体が真っ白で、唇弁の基部には 山吹色の突起があってその周りは ぼんやりピンクに染まっています。 |
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ダルマエビネは花茎にたくさんの蕾を つけますが一度には咲かず、下から順に 少しずつ咲いていきます。 |
ダルマエビネ(ヒロハノカラン) 九州南部から沖縄、台湾、ベトナム、中国中南部、シッキム、ヒマラヤの林下に自生しています。 エビネの仲間にしては葉柄が長いのが特徴です。偽鱗茎はやや細長く短い円柱状になることもあります。南国に自生するため春咲きエビネのように冬芽を作りません。新葉の展開後(初夏のころ)に葉の間から黒い短毛がある花茎を伸ばし、蕾を密につけます。花は下から順に咲き、初めのうちは白くてきれいですが、3〜4日後には淡黄褐色に変色します。また、花に水がかかっても淡黄褐色になりやすいので、水やりの際は注意しましょう。 栽培は、寒さに注意すれば育てやすいです。水を特に好み、年中多く与えるようにします。他のエビネと同様、赤玉土、鹿沼土、軽石砂などの混合用土で育ちますが、ミズゴケ単用でもよくできます。直射日光は避け、やや日陰で湿度が高い所で管理すれば葉艶がよくなります。夏の暑さは少し苦手なので、涼しいところで管理します。冬期は室内へ取り込み、できれば加温したい。株分けで増やすことができます。 |
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