ダウベニア・スティロサのお花です。 小さなお花がたくさん集まっています。 花序の中心はまだ咲いていませんが すべてが咲いたときには雄しべ雌しべで 覆われた黄色いボールが完成します。 |
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お花をアップで撮影しました。 6本の雄しべが放射状に広がり その中心からは1本の雌しべが 突き出ています。 雄しべ雌しべの付け根をたどっていくと 黄白色のゆがんだ爪みたいなものが 襟巻状についていますが、これが 花被片で下側は筒状になっています。 説明が下手なので、わかりにくいかな? |
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ちなみにこれが蕾っ! 仲良くギュッ!と集まっています。 なんだか楽しくないですか〜? |
ダウベニア・スティロサ Daubenya stylosa (Amphisiphon stylosa) キジカクシ科の多年草で、南アフリカ南西部の日当たりよい粘土質の土地に生えていますが、現地では自生量が減っていて絶滅が心配されています。 日本で栽培すると、夏が終わる頃に地表に長さ8〜20pの肉厚な葉を2枚広げ、秋には株の中央に黄色い花をたくさん咲かせます。花序がごく短いため花はドーム状に密集し、花から長く飛び出た雄しべと雌しべが目立ちます。この様子から同じような姿をした仲間を含めて英名でピンクッション・リリー(「針山、針刺しのユリ」の意)と呼んでいます。 秋に展開した葉は翌年の夏前には枯れ、夏は地下にある鱗茎で過ごします。 栽培は、葉がある季節はできるだけ明るいところで管理します。耐寒性は少しありますが、霜や寒風は避けます。大阪の温暖な低地なら屋外で越冬できます。水やりは、出芽を始める9月頃に開始し、葉がある季節は表土が乾いてからあげるようにします。晩春に葉が黄色くなり始めたら水やりを減らし、葉が枯れたら水やりをやめ、鉢ごと涼しい日陰で休眠させます。 植え替えは必要であれば葉がない休眠期に行い、赤玉土、鹿沼土、軽石砂などの混合土で水はけよく植え付けます。鱗茎はあまり深く埋めないようにします。 肥料は濃いものは避け、植え付け時の元肥(緩効性肥料)と葉がある季節に時々、液肥をあげるだけで十分です。 増殖は、球根では増えないので、種子を播いて増やします。受粉をすれば初夏には種子がとれます。集めた種子は室温で保存し、9月の初めころに播いて日当たりで管理します。3年ほどで開花株になります。 |
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