D.rigidumの花のアップ   花のアップです。
  ほとんどの場合、花の裏側(唇弁の外側)
  を見せて咲きます。
D.rigidumの株姿   株姿です。
  ナイフ型の多肉質の葉が林立します。
  何となくかわいらしく見えませんか?
Dendrobium rigidum (デンドロビウム リジダム、Dockrillia rigida)
オーストラリアの北部とニューギニアに自生する小型の着生ランです。低地の木や岩にくっついて生えています。這う細い茎の先に非常に多肉質のナイフのような形をした葉を1枚上向きにつけます。
花は不定期につけます。唇弁(リップ)は赤褐色に染まり中央は白く抜けています。唇弁以外は白からクリーム色の花で横か逆さを向いて咲きます。花色などは個体により少し異なります。
株を群生させて植えると肉厚の葉がひしめき合って、まるで海岸の岩場にくっついているイガイやカメノテを思わせる姿で面白いです。

栽培は、寒さに注意をすれば容易です。普通はヘゴやコルクなどにくっつけますが、ミズゴケ植えもできます。ミズゴケ植えの場合、這っている茎を埋めてしまわないようにしましょう。風通しよく明るいところに置きます。水を好む方なので暑い季節はたっぷりあげますが、植え込み材が乾くまで待ってから次の水遣りをしましょう。冬の最低気温は8度ですがなるべく高めを維持してあげましょう。


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