Dendrochilum formosanumの花序   花序です。
  緩やかに垂れ下がります。
  小花を2列につけ花茎が少しねじれます。
  
  とても優しい雰囲気。
  大株にすると多数の花茎が垂れ下がり
  見事です!
Dendrochilum formosanumのお花のアップ!   お花のアップです。
  やや緑色がかった黄色で少し透明感が
  あります(写真ではわかりにくいですね)。

Dendrochilum formosanum(デンドロキラム フォルモサヌム、ヒトツバホザキラン、ホザキヒトツバラン)
台湾の高地(標高500〜800m)に分布する小型の着生ランです。株元に長さ4cmくらいの紡錘形の緑色の偽鱗茎があり、その頂部に長さ15cmほどの笹の葉型の葉が一枚ついています。
秋に新芽の中心から長さ20cmくらいの細い花茎を垂れ下がるように伸ばし小花を2列に多数つけます。花は径1cmほどで、やや緑色がかった黄色で少し透明感があります。香りもあります。
「穂咲一つ葉蘭(ホザキヒトツバラン)」「一つ葉穂咲蘭(ヒトツバホザキラン)」という名称で流通することもありますが、日本の野生ランに「穂咲一葉蘭(ホザキイチヨウラン)」があるので間違わないように注意が必要です。
ちなみにデンドロビウム(Dendrobium)ではなくデンドロキラム(Dendrochilum)です。

栽培は簡単です。明るく風通しの良いところで管理します。直射日光下では葉焼けを起こすことがあるので注意します。
水は好むほうなので表面が乾いたらたっぷりあげますが少々乾いても平気です。植え付けはミズゴケ植えでよいでしょう。ミズゴケが傷んだら植え替えましょう。丈夫なのでいつでも植え替えが可能ですが夏の終わりの新芽が伸びだす前が無難でしょう。耐寒性はありますができれば3〜5度以上あると安心です。
春と秋の生長期に液肥をあげると良いでしょう。
良く育つと毎年新芽が倍に増えるので、植え替え時に株分けをして殖やします。


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