ハマアザミのお花です   ハマアザミのお花のアップです。

  小さな筒状花がたくさん集まって
  できた頭花は、いかにもアザミらしい
  形をしています。
ハマアザミの株姿!   ハマアザミの株姿です。

  照りがある厚い葉は、地に伏せるように
  広がります。
  
  海岸という強い日差しと潮風にさらされ
  続ける過酷な環境に生える植物に
  ありがちな姿ですね〜

  葉の縁にあるトゲは硬くて鋭く、うっかり
  触るととても痛いです。

  このページの写真は2009年10月に
  和歌山県で撮影しました。
ハマアザミ
日本特産のキク科の植物で、伊豆諸島・伊豆半島以西の太平洋側から宮崎県の日南海岸までの海岸に生えています。いかにもアザミの仲間らしい姿をしていますが、海浜植物特有の厚ぼったくて照りがある葉をしています。初夏から冬にかけてたくさんの紅紫色の筒状花(管状花)からなる頭花(キク科植物に見られるように、多数の小さな花が密集して一つの花のように見える花序。)を咲かせます。ときどき白花も見られるようです。
根は太くてゴボウの様にまっすぐ深くもぐっており、食用にもされます。やわらかい葉も食べることができますが鋭いトゲに注意します。別名ハマゴボウ。

栽培は、年中日がよく当たる場所で管理します。過湿は根を腐らせることがあるので、水やりはやや控えめにし乾かない程度を保ちます。寒冷地では冬は霜よけなどの保護をすると安心です。植え替え適期は春と秋で、根がまっすぐ深く伸びるので、深鉢に砂質の土に腐葉土を加えた水はけ良い用土で植えつけます。
増殖は実生を行います。


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