ヒノキシダの葉   少し艶のある葉はやや厚めで触ると
  薄いプラスチック片のような感触。
  鮮やかなグリーンできれいなシダです。
  葉の先端が伸びて子苗がよくできます。
ヒノキシダの群生   たいていは樹林下の岩壁や岩上などに
  群生しています。
  和歌山県にて撮影。
  
ヒノキシダ

本州の伊豆、愛知、紀伊半島と、四国・九州の暖地に生えるシダ植物です。木陰の岩の上などに生えています。葉は鮮緑色で美しく、姿とともに他のシダとは違った雰囲気があります。また、葉の先端が伸びて先に子苗を作って殖えていくという面白い性質も持っています。
屋久島にオニヒノキシダというヒノキシダを少し大きくしたようなシダがあり時々流通していますが、これはヒノキシダとオオタニワタリの雑種です。

栽培は、鹿沼土、軽石砂、赤玉土の混合用土に腐葉土などを少し混ぜたものに植えつけると良いでしょう。空気中の湿度が高いのを好みます。根もあまり乾かさないように管理しますが、多湿は禁物です。直射日光は避けましょう。
暖地に生えるシダなので、霜には当てないように注意します。


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