ヒトツボクロのお花のアップ   お花のアップです。
  写真ではわかりにくいですが
  少し透明感のあるお花です。
  やや下を向いて咲きます。
  
  とても味わい深くて日本人好み?
  の飽きのこないお花だと勝手に
  思い込んでいます。
  小さいお花ですが、そこがさらに
  魅力のようにも思っています。
ヒトツボクロの草姿   開花時の草姿です。
  1枚の葉と細長い花茎、極小さな花
  だけのとても質素な姿です。

  でも「つまらない植物」なんて
  言わないでね!
  侘び寂の魅力と言えばいいのかなあ?
  細部を見るとなかなか味わい深い
  植物なんですよぉ!
ヒトツボクロの葉っぱ   葉っぱです。
  濃緑色の葉を1枚だけつけます。
  葉中央の主脈は白っぽいです。
ヒトツボクロの葉っぱの裏側   葉っぱの裏側です。
  魅力はなんといっても葉裏が
  赤紫色に美しく染まっていることでしょう。
  
  写真はややくすんで写っているのが
  残念です。
  (すみません)

ヒトツボクロ
日本の地生ランです。本州から四国・九州に分布し、松林の下で多く見られます。
長さ10cm未満で表面に光沢のある濃緑色の木の葉型の葉を1枚だけつけます。葉裏は赤紫色に染まっています。
地下に少し赤紫色に染まった汚白色の偽鱗茎が数個並んでいます。
春から初夏に細い花茎を20〜30cmほど伸ばし径1cm未満の小花を10個前後まばらにつけます。花はやや黄緑色がかった紫褐色で少し透明感があって下を向いて咲きます。
花の後(夏)は落葉し秋に再び出芽してきます。(冬には葉があります。)

栽培は、やや難しいものの一つでしょう。水はけ良く植え、直射日光の当たらない湿度の高い場所で管理します。水遣りは用土表面が乾いてからあげるくらいの控えめな管理にします。夏は落葉休眠しますが水は普段通りあげます。なるべく涼しいところに置き蒸れないように注意しましょう。花後はほとんどが結実するので株を消耗させないためにも早めに花茎を切り取ります。
増殖は、極まれに株が増えてくれることがあります。偽鱗茎を2・3個ずつ切り分けて浅く埋めておくと苗を得られることがありますが成功率はよくありません。
無菌播種をしたことがありますがポツポツ出芽してくれたもののその後生育はしてくれませんでした。


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