キッコウハグマのお花のアップ   お花のアップです。
  白い花びらが繊細な雰囲気。
  ややピンクを帯びた葯がかわいらしい。
  よく観察すると小さな花が三つ集まって
  一つの頭花になっているのがわかります。
キッコウハグマのお花を少し斜めから   お花を少し斜めから撮影しました。
  花びらの先がカールしています。
キッコウハグマの葉姿です   葉姿です。
  ちょっとピンボケですが五角形風の
  葉がかわいらしいですね。
キッコウハグマ
日本全国の木陰に生えるキク科の小さな植物です。五角形にみえる小さな葉を地表面に広げます。常緑です。
秋に白い頭花(キク科植物に見られるように、多数の小さな花が密集して一つの花のように見える花序。キッコウハグマの場合は3個の花が集まっています。)をつけますが、閉鎖花(花を開かず蕾のままで実を結びます。)をつけることが多いです。
名前を漢字で書くと「亀甲白熊」で、珍獣の名前みたいですが、由来は葉が亀の甲羅の様なハグマの仲間(キク科植物の一群でモミジハグマやカシワバハグマ、エンシュウハグマなどがあります。)という意味で、ハグマ(白熊)とは動物のヤクの尻尾で作った旗竿などにつける飾りのことで、白い花を例えたものです。

栽培は、簡単です。半日陰に置きますが春の新葉展開時には日に当てるほうが姿良くなります。年中水切れしないように管理します。赤玉土や鹿沼土などの混合用土で植え込むと良いでしょう。植え替え期は春の芽出し前が最適ですが、他の季節も可能です。春と秋に肥料をあげると良く育ちます。
増殖は株分けと実生ができます。実生は採り播きすればよいでしょう。


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