自生地でのマメヅタ   自生地での様子です。
  丸い葉全てがマメヅタです。

  木や岩を覆いつくすように
  群生しています。
  このような群生は比較的多く
  見られます。

  2006年5月に三重県にて撮影。
マメヅタの胞子葉   ヘラ型の葉は胞子葉。
  葉の裏に逆Uの字型の胞子嚢群を
  つけ立ち上がります。

  写真の胞子嚢群はまだ成熟前です。  
獅子葉マメヅタ   葉先が枝分かれする変異個体です。
  「獅子葉」と呼ばれ栽培されています。

  葉の形は様々で、まるで恐竜の足跡を
  思わせる形ですね。  
マメヅタ

東北地方南部より南に分布するシダ植物です。岩や木、石垣などに着生しています。空中湿度の高いところに生えていますが乾燥には結構耐えます。
細くて長い這う根茎を持ちその上に葉を連ねます。、栄養葉は多肉質で径1〜2cmの円形〜楕円形、ほとんどは張り付くように連なります。胞子葉(胞子をつける葉)はヘラ型で立ち上がります。
厚く丸い葉がシダらしくなくて、とても個性があります。しかし比較的ありふれているので軽視されがちなのがちょっとかわいそうです。
自生地ではよく繁茂し岩や木を覆いつくしていることもあります。そのような群生地ではよく目を凝らすとハート型の葉がたまに見つかります。四葉のクローバーを見つけたようでちょっと幸せな気分になりますよ。

栽培は、簡単でよく増えます。ヘゴや軽石などに縛り付けると管理が楽です。活着するまでは湿度の高いところで管理します。
活着さえすれば丈夫で少々のことではへこたれません。明るいところでも日陰でも育ちます。日なたで管理すると葉の色は黄色っぽくなり、日陰では暗緑色になります。
ミズゴケ植えはよく育ちますが過湿にならないように注意し、ミズゴケが傷んだら早めに植え替えてあげましょう。


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