マンネンスギの株姿   一見、杉の小苗に間違えそうですが、
  シダ植物です。
  触ってみると杉に比べてソフトな感触。
  
  写真ではわかりにくいかもしれませんが、
  茎の先端の茶色い穂は胞子が飛んだ
  後の胞子嚢穂。
マンネンスギの群生   腐植質が多くやや乾いているような
  ところ(尾根筋にも多い)で、たいてい
  群落を作ります。
  奈良県にて撮影。
マンネンスギ

日本全土に分布するシダ植物です。姿が杉にとてもよく似ています。地下茎がありそこから直立性の茎を地上に出します。同じシダ植物のヒカゲノカズラ、ミズスギなどによく似ていますが、この仲間ではマンネンスギだけに地下茎があります。
シダらしくない姿ですが、結構きれいな植物です。浅めの大きな鉢に群生させると趣があります。

栽培は、大き目の平鉢に鹿沼土・軽石砂・赤玉土などの混合用土に腐葉土やクリプトモスを少し加えて水はけよく植えるとよいでしょう。地下茎や根はなるべく切らないようにするのがコツです。置き場所は明るめの風通しのよいところがよいでしょう。強く乾かし過ぎないように水の管理をしましょう。ただし過湿は禁物です。年中外で管理します。
作りこむと、芽数が殖えてきれいな作品に仕上がります。


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