ミスミソウのお花を正面から   ミスミソウのお花です。

  「雪割草」として多く流通している
  オオミスミソウ系の交配種に比べると
  華やかさと多様さでは劣りますが、
  こちらはまさに純潔・清楚!って感じが
  するお花ですよね〜
ミスミソウのお花をちょっと斜めから   ちょっと別角度から〜
  
  野趣に富んだ美しさがありますよねっ!
ミスミソウのお花を後ろから   今度は後ろ側から〜
  
  萼のように見えるものは3枚の茎葉
  (総苞)で、本来の萼片は、白い花びら
  のように見えているものです。
  つまり、ミスミソウには花弁(花びら)は
  ないんですよ〜

  ちなみに花茎や茎葉には毛がモサモサ
  生えています。
  私はここもミスミソウの魅力の一つだと
  思っています…
  ちょっと変でしょうか?
ミスミソウの葉っぱです   ミスミソウの葉っぱです。
  右と左は別の個体です。

  葉に模様が入ったり、葉先が丸みを
  帯びていたりかなり個体差があります。 
ミスミソウ(雪割草)
Anemone hepatica var. japonica f. japonicaHepatica nobilis var. japonica f. japonica

キンポウゲ科の多年草で、関東以西の本州と四国、九州の主に落葉樹林下に生えています。
葉は常緑でミツバのような形をしていますが、付け根まで切れ込みません。
花は春に咲き、花弁はなく、白〜薄桃色の花弁のように見える萼片が7〜14枚ほどついています。
似た仲間に、オオミスミソウ(f. magna)、スハマソウ(f. variegata)、ケスハマソウ(var. pubescens)があり、これらを含めて「雪割草」という園芸名で呼ばれていて、特にオオミスミソウを中心とした交配種は非常に多様で園芸の一分野を確立しています。
ちなみにミスミソウと比べ、オオミスミソウは全体に大きく、花色が白、桃、紅、紫など多様で、葉先はやや丸みを帯びるものが多く、スハマソウは花色の変異は少なくほとんどが白(まれに桃)で、萼片の枚数はほとんどが6〜7枚程度で、葉先が尖らず丸みを帯びています。ケスハマソウはスハマソウに似て葉先が丸みを帯び、葉面に細かい毛があるとされています。しかし、これらにはいずれも中間タイプが存在し、葉の形や毛の有無、株の大きさ、花色、萼片の枚数などでは区別することは困難です。
余談ですが、ミスミソウの仲間につけられている「雪割草」という名前は園芸名で、和名が「ユキワリソウ」となっているものはサクラソウの仲間にあります(Primula modesta)。

栽培は、晩秋から春の間はよく日が当たる場所に置き、5月中旬から明るい日陰で管理します。暑い地域では夏だけかなり暗い場所に置いても構いません。植え替えは2〜3年に1回、4月中旬〜5月末頃か、9〜10月中旬頃に行います。土は鹿沼土と赤玉土の混合したものなど水はけがよい土を用います。軽石系の土を加えても構いません。暑い季節の過湿は苦手ですが、根が乾くと弱るので年中水切れさせないように注意します。ネコブセンチュウの被害に遭いやすいので根に小さなコブをみつけたら患部を切り取って、専用の薬剤を散布します。
増殖は、植え替え時の株分けや根茎を切り分けます。実生は、こぼれダネでも増えますが、ちょっとコツがあります。種子の採り頃は金平糖のような実を触るとポロポロと落ちる頃で、湿らせた小粒の鹿沼土などにすぐに播きます。覆土をせず、しばらくは湿り気を保ちながら光に当て、20日ほどしてから薄く覆土をします。順調に行けば秋には発根し、翌春には双葉が出てきます。種子を播いてから開花までは3年ほどかかりますが、双葉が出てから液肥を与え続けると2〜3割ほどの株はその年の秋に花芽を作ります。また双葉にジベレリンを散布すると多くの株はその年の秋に花芽を作ります。


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