自生地でのミズスギ   自生地でのミズスギ。
  湿地で多く見られます。

  三重県にて撮影しました。
  コシダ(写真上側と右に少し見える葉のシダ)
  生えているところは乾いている所が
  多いので乾燥地に見えましたが、
  コモウセンゴケが辺りに生えていたので
  土は常に湿っているのでしょう。
ミズスギの胞子囊穂   ミズスギのアップです。
  スギの葉のような姿です。
  胞子囊穂(胞子が入っています:つくしの
  頭の部分と同じ)は枝先に垂れて
  つきます。

  →別の自生地での写真があります。
  こちらをご覧ください⇒
ミズスギ
シダ植物のヒカゲノカズラ科の仲間です。関東南部より西の暖地に分布しています。主に明るい湿地に多く、湿った道端や崖にも生えています。スギの葉に似た姿で触ると柔らかいです。匍匐する茎はジャンプしているように湾曲し地面についた部分から根を下ろし、そこから枝も伸ばします。そこから同じように匍匐する茎を伸ばして株を増やしてゆきます。胞子囊穂は直立する枝の側枝の先に垂れるようにつけます。
よく似た仲間にヒカゲノカズラがありますが、こちらは日のよくあたるやや乾いたところに生え、茎は長く這い回ります。こちらは胞子囊穂は細い柄があり直立しています。

栽培は、明るいところで水を切らさないように管理します。ミズゴケで植えるとよくできます。匍匐する茎が伸び出て苗を作るので他の鉢へよく飛び込んでしまいます。
明るいグリーンの株姿が美しく比較的栽培もしやすいのでお勧めです。(ちなみによく似たヒカゲノカズラは栽培が難しいです。)


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