とても小さなお花です。 それでもなかなか凝った デザインですよね。 珍しい植物なんですよ。 |
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上とはまた別の株のお花です。 個体差はそれほどありません。 |
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モミランの株姿です。 茎は這います。 肉厚の小さな葉を交互につけます。 展開したての葉は艶やかですが 次第に艶はなくなります。 |
モミラン 日本の小型着生ランで、福島県、関東地方南部から四国、九州までの限られた場所に分布し、湿度の高い山地の木に着生しています。 這う細い茎に肉厚の長さ1cmほどの葉をつけます。葉には暗紫色の斑点が入りますが暗い環境だとほとんど緑一色になります。這う茎の所々から出る白い根で樹木にくっつきます。 2月から4月にごく小さな花をつけます(径1cm未満)。小さいながらも淡黄緑色地に紅紫色の模様が入り愛らしい花です。 写真の個体は奈良県産です。とても小さな植物ですが味わいある面白い姿で、花も結構カラフルで私が好きなランのひとつです。 栽培は湿度が高めの環境を選べば意外と育てやすいです。ヘゴ付け・ミズゴケ植えどちらでも良く出来ます。ミズゴケ植えの場合はミズゴケが傷む前に植え替えましょう。ヘゴ付けにする場合は春につけましょう。直射日光は避け、明るいところに置くとよいでしょう。寒さには強いですが霜には当てないようにしましょう。冬もあまり乾かし過ぎないようにしたほうが良いと思います。 増殖は長く伸びた茎にはさみを入れて(根と葉があるように)切り分けると古い茎の節から芽が出てきます(あまり小さく切り分けないこと)。あえて切り分けなくても株が長く育ってくると自力で小芽を吹いてきます。 無菌播種でもよく発芽し容易に小苗が得られます。 |
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