Pinguicula esserianaの花のアップ   花のアップです。
Pinguicula esserianaの株姿   株のアップです。
  多肉質の葉がまるでお花のように
  重なってかわいい。

Pinguicula esseriana (ピンギクラ エッセリアナ、ヒメアシナガムシトリスミレ)

メキシコ原産の小型の食虫植物です。多肉質のヘラ型の葉が重なってつき、まるで花のように見えるかわいい株姿です。休眠期(日本では冬)には葉がさらに多肉質になります。葉の表面に粘液をだして小さな虫を捕まえ溶かし養分を吸収します。
休眠期に葉の間から花茎を伸ばし一花をつけます。径2cmほどのピンク色の花でなんとなくスミレを思わせる姿ですが、まったく違う植物です。
株の大きさはとても小さく(大きくても500円玉程度)、よくこんな株でこんな大きさの花がつくものだと感心してしまいます。

栽培は、簡単でよく増えます。栄養気の無い砂(川砂、富士砂、軽石砂、桐生砂など)やミズゴケに植え込み明るいところで管理します。乾燥に強いので多湿にならないように注意します。冬は少々の寒さは平気ですが霜には当てないようにし乾き気味で管理し、できれば少し加温(5度以上)したほうが早く開花し春まで楽しめます。増殖は休眠期に葉をはずし(簡単にはずれるので強くしないこと。すべての葉が取れてしまうことも!)砂の上に並べておくとしばらくして葉の付け根から芽が出てきて小苗になります。早ければ翌年には開花株になります。


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