シシンランの花のアップ   筒型の白い花で、上面に薄くピンクが
  のっています。
  台湾や中国のもの(別種)は花の内側
  に条線が入り華やかです。
シシンランの株姿   木質化した茎を斜出しやや厚い葉を
  つけます。
  台湾や中国のもの(別種)は茎は直立
  または斜上しやすく葉質も異なります。
  沖縄にも自生する「タイワンシシンラン」は
  いくぶんか本種に似ています。
シシンラン

本州は伊豆半島から西、四国、九州に分布しているイワタバコ科の植物です。希少な植物で空気中の湿度の高い苔むした大木や岩に着生しています。木質化した茎がコケ中を這いまわりそこから20〜30cmほどの茎を伸ばして革質の葉をつけます。夏に筒型で薄く桃色がかった白い花をつけ清楚な感じです。
一般に流通している「シシンラン」はほとんどが台湾産や中国産のもので別種です(もちろん本物を売っているお店もあります)。書籍やホームページでもよく日本産と間違われて紹介されています。

栽培は、意外と簡単です。直射日光を避け明るく湿度の高いところで管理します。植え込み用土はミズゴケ単用か鹿沼土と軽石砂などを混ぜた用土やこれにミズゴケを混ぜたものを用い、水はけ水持ちよく植えつけます。穴あき鉢(側面に大きく穴が開いたもの)や棕櫚(シュロ)カゴなどを使用すると作りこめば穴やカゴの隙間から新芽がたくさん出てきて見事な大株になります(ハンギング資材も使えると思います)。シノブ玉に一緒に植え込んでもよいでしょう。
着生種ですが水は好みますので乾かさないようにしましょう。冬は霜には当てないよう保護しましょう。
挿し芽が簡単にでき殖やせます。葉挿しもできますがあまり成績はよくないようです。実生もでき、たくさん発芽しますが、子苗は少し弱いので注意が必要です。


戻る