ワサビ
香辛料として有名なワサビです。山地の清流沿いに見られるアブラナ科の植物です。野生のものは流れの中より湿り気のある土壌に多く生えているようで、根茎はあまり太くなりません。山村の栽培地近くの川には、こぼれ種子から育ったものが良く見られます。上記の写真(1枚目のみ)はかなり山深いところの滝の横の斜面に生えていた野生種です。春に白いアブラナに似た花をつけきれいです。この頃の葉をワサビ漬けにすると香りよくおいしいです。葉は艶がある丸葉できれいです。
栽培は、清流がないと育たないと思われる方がいらっしゃいますが、そんなことは無く、私のところでは湿り気のある花壇に植え込んでよく育っています。葉に斑が入ったものは山野草趣味家に人気がありよく鉢植えにもされています。ただ、根茎を太くするためには清流の中で育てないとよいものができないようですが…。
管理は水切れしないようにし、明るいところに置きます。鉢植えの場合は水はけよく植えましょう(水切れしないよう管理してください)。夏はできるだけ涼しいところが良いでしょう。アオムシがよくつき葉が穴だらけになるのでこまめに取り除くか、殺虫剤に頼ります。夏に葉が傷んでも涼しくなれば新しい葉が出て立ち直ってくれます。
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