Den.wasselliiの葉   非常に多肉質の棒状葉がごく短い
  茎の先に1枚つきます。
  葉の太さはおよそ径1cm近くになります。
Den.wasselliiの花   白い小花を穂状にたくさん
  咲かせます。
Den.wasselliiの花のアップ   花のアップです。
  白い花が涼しげです。
Dendrobium wassellii (デンドロビウム ワッセリー、Dockrillia wassellii

オーストラリア北部に自生する着生ランです。日当たりと風通しのよい場所の木の幹にくっついています。しばしば岩にもついているそうです。乾季と雨季がはっきりしているところに生えているので、乾燥に耐えるため非常に多肉質で角型になった葉をつけています。花は白くて繊細な小花を1花茎にたくさんつけます。開花時期は自生地では乾季の初めのころ(初冬にあたります)に咲くそうですが、栽培下では夏ごろによく咲きます(他の季節に咲くことも)。年中ほとんど気温差のないところに自生しているので、株の充実具合で開花時期が決まっているのではないでしょうか?

栽培は、冬の寒さに注意すれば簡単でしょう。ミズゴケ植えでもよくできますが、根元の過湿を嫌うのでヘゴやコルクにつけると失敗が少ないです。年中日当たりと風通しのよいところに置きましょう。水はよく乾いてからたっぷりあげます。寒い時期は水はさらに控えめにします。冬は最低10度以上は保ってあげましょう。


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