ジガバチソウのお花のアップ その1   ジガバチソウのお花のアップです。
  とても繊細な形です。

  写真ではわかりづらいですが
  花弁・萼片・唇弁ともに透明感が
  あります。

  唇弁(リップ)に入る暗紫褐色の
  条線も魅力的です。
ジガバチソウのお花のアップ その2   上の写真とは別個体です。
  お花全体が淡黄緑色で、唇弁にのみ
  暗紫褐色の条線が入っています。
  
  ジガバチソウは個体差が多く
  様々な色合いのお花があります。

  例えば、唇弁に条線がなく緑色で
  花弁・萼片が暗紫褐色のものや、
  花弁・萼片・唇弁全てが緑色のものが
  あったりします。

  左の写真は2006年5月に大阪府にて
  撮影しました。
ジガバチソウの株姿   開花時の株姿。
  2枚の葉の間から花茎を伸ばし
  花をたくさん咲かせます。

  写真で見るとつまらないお花に
  見えるかもしれませんが
  (写真が下手なもので…。すみません)
  手元でじっくりと眺めると
  とても味わいがあり飽きのこない
  魅力があります。
ジガバチソウの葉っぱ   ジガバチソウの葉っぱです。
  柔らかい色合いの緑がきれいです。
  葉脈が「あみだくじ」状になっているのが
  特徴です。
ジガバチソウ
北海道から九州、朝鮮半島に分布しています。明るい林床や岩場、崖地ときに樹上のコケの中などに生えています。
前年にできた偽鱗茎(枯れた鞘状葉に包まれています)の横から春に新芽を伸ばし柔らかい2枚の葉を出します。葉の間から花茎も伸ばし初夏頃に開花します。花は繊細で多くは暗紫褐色をしていますが、個体差が多く淡緑色のものやそれらの混合したものなどいろいろあります。草丈も個体差があり小型のもの(花茎の高さ10cm未満)から大型のもの(花茎の高さ25cmくらい)までいろいろあります。

栽培は、やや難しいです。置き場所が重要で、わりと明るい日陰で湿度が高くしかも風通しがよいところが良く、できれば雨には当てないようにします。植え付けは落葉休眠している期間にミズゴケ単用か軽石砂などを混合したものに偽鱗茎の下部だけ埋めます。私の場合、植え替えは毎年行っています。生長期はほぼ毎日水をあげますがあまりにも水浸しのようなら控えます。肥料は薄い液肥をあげますが、毎年植え替えているようなら無肥料でも良く育ち花も咲きます。
ナメクジ・カタツムリの被害が多く致命的です。私の場合は鉢ごと吊るして管理しています。
増殖は調子よく育っていれば株が増えるので植え替え時に偽鱗茎を1つずつに分けます。


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