Den.loddigesiiのお花のアップ   お花のアップです。
  バラ色の中にオレンジ色の丸い
  目玉模様が目立ちます。
  唇弁(リップ)の縁には細かい毛があり
  優しい雰囲気。
Den.loddigesiiのお花   お花は茎の節に1個ずつつきます。
  多くは葉が落ちた茎で咲きますが、
  葉のついている茎にもお花をつける
  ことがあります。
Den.loddigesiiの株姿   株姿です。
  明るいグリーンの肉質の葉が
  垂れ気味の茎に交互についています。
Dendrobium loddigesii (デンドロビウム ロディゲシイ)
中国南部、香港、ラオスに自生する小型の着生ランです。標高1.000〜1.500mにある岩にくっついて生えています。
日本の着生ラン「セッコク」と同じ仲間で、同じような多肉質の茎を持ちその各節に葉をつけますが、葉はより厚みがあり明るい緑色、茎は垂れるか、やや這い気味になります。
高芽(茎の上部に出来る小苗)ができやすく新天地を求めるかのように這い広がっていくことがあります。
花は春に茎の先端側の節に各1個ずつ咲かせます。明るいピンクの花で、唇弁(リップ)の基部は橙黄色で目立ちます。
中国では漢方に利用されているようです。

栽培は容易です。ミズゴケ植えやヘゴなどにくっつけます。水は好むほうですが過湿にならないようにしましょう(度が過ぎると高芽ばかりが出来て花が咲いてくれません)。風通しよく明るいところに置きます。やや暗くても育ちますが花つきが悪くなります。
寒さには強いほうで寒風と霜を避け乾燥気味にすると屋外で越冬してくれます(寒冷地では保護が必要です)。
増殖は春の植え替え時に株分けや高芽を取って植えつけます。


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