なんじゃこりゃ〜! ドルステニア・コントラジェルバの花序   ドルステニア・コントラジェルバの
  お花です。

  「なんじゃこりゃー!」
  「気持ち悪ーっ!」
   って声が聞こえてきそうな容姿です。

  厳密にはこれは花序で中の小さな粒の
  一つ一つが花になります。
ドルステニア・コントラジェルバの花序を斜めから見たところ   花序を別角度から‥

  なんでしょうね〜  この姿…

  ご存じの方は少ないかもしれませんが、
  ハナポンはこれを見ると「グリーン
  モンス」や「ケロニア」、特に「ワイアール
  星人」を思い出します。
  そんなに似てないんですけどね…
ドルステニア・コントラジェルバの花序を横から見たところ   またまた花序を別角度から‥

  これを見て魅力を感じる方はかなり
  少数派のはず…

  でも、面白くないですか?

  Dorstenia foetidaもそうだけど
  この仲間は面白いですねっ!
  
ドルステニア・コントラジェルバの株姿   株姿です。

  花序は緑色のうえ葉に紛れているので
  目立ちません。
ドルステニア・コントラジェルバの葉っぱ   ドルステニア・コントラジェルバの葉っぱ
  です。

  葉の縁の切れ込み方や灰緑色の模様は
  個体により異なります。

  観葉植物として利用されることもある
  ようです。
ドルステニア・コントラジェルバ(アメリカドルステニア、アメリカハナグワ、ハナグワ)
Dorstenia contrajerva

クワ科の多年草で、熱帯アメリカに分布しています。
葉は地際から立ち上がり高さ40pくらいで、縁は切れ込み、葉面は触るとざらつき、灰緑色の模様が入ります。
花はごく小さくて花弁がなく単性で、長い花茎の先端にある盤状に広がった緑色の花序(花床)の表面に密集します。盤状の花序の幅は5pほどでやや四角く、縁は不規則に入り組んだり巻き込んだりして、まるでアメーバが広がったかのような姿をしています。
結実し熟すと自力で種子を遠くへ弾き飛ばします。
ふつう常緑で繰り返し花を咲かせますが、日本では冬に落葉し花は暖かい季節だけ咲きます。

栽培は簡単で、普通は日陰で管理しますが、少々日に当てても育ちます。赤玉土に腐葉土を1〜2割加えたような水はけよい土に植え付けます。植え替えは寒い季節を除けばいつでもできます。水は水切れさせないようにしますが、過湿にならないように注意します。寒くなると葉を落とし始めるので室内に取り込み、水はやや控え気味にあげます。最低気温は5〜7度を保てば安心です。
増殖は、株が増えれば植え替え時に株分け、または播種で簡単に増やせます。新鮮な種子は気温が高ければ1〜2週間で発芽します。


戻る