ホザキノミミカキグサのお花   ホザキノミミカキグサのお花です。
  桃紫色でかわいらしいです。

  同じ仲間のムラサキミミカキグサと
  混同されますが、ホザキノミミカキグサ
  の方は花色は赤が勝つ紫色で、
  前に突き出た距(アン○ニオ猪木みたい)
  があります。
  一方、ムラサキミミカキグサの花色は
  青が勝つ紫色で、距は下後方に
  伸びます。
ホザキノミミカキグサのお花の横顔   お花の横顔です。
  すごくシャクレているでしょ!
自生地のホザキノミミカキグサ   葉姿です。
  地表にある小さい楕円形の葉が
  ホザキノミミカキグサの葉っぱです。
  沢山ありますけどわかりますか?

  2005年9月に三重県にて撮影しました。

ホザキノミミカキグサ
タヌキモ科の植物で、日本と東南アジア一帯に広く分布しています。日当たりが良くて貧栄養の湿地に生えています。
ミミカキグサと混生していることもありますが、ミミカキグサに比べ乾き気味のところでも見られます。
地中にあるごく繊細な地下茎から小さいヘラ型やサジ型の葉(長さ5mm足らず)を出し地表面に横たえます。地下茎にはごく小さい半透明の捕虫嚢がついていて、これで地中の微生物を捕らえる食虫植物です(微生物を水ごと吸い込み捕らえます)
夏に細い花茎ミミカキグサより長くなり最大で30cmほど)を伸ばし、桃紫色の小花(長さ4mmくらい)をつけます。
ミミカキグサやムラサキミミカキグサは花後に果実が萼に包まれ耳かきのような形になりますが、ホザキノミミカキグサは丸い形です。
多年草ですが日本の場合、寒さで枯れて種子で冬を越すので一年草になっています。

栽培は、ミミカキグサに準じます。ミミカキグサよりは若干水は控えめでも良いでしょう。年中絶対に水を切らさないように管理しましょう。


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