キノエササランは花茎にたくさんお花をつけます   キノエササランのお花です。
  小さなお花がたくさん咲きます。
キノエササランのお花です   お花のアップです。
  チケイランのお花によく似ています。
  ずい柱(白っぽい柱状の器官)には
  かぎ状の翼はなく、少し出っ張る程度
  です。
  チケイランの写真と見比べてねっ!
キノエササランの葉っぱです   キノエササランの葉姿です。
  ササの葉型の葉っぱが名前の由来
  ですが、それほどササに似ているわけ
  ではありません。
丸く太ったキノエササランの偽鱗茎   まるまるっと太った偽鱗茎です。
  まん丸ではなく、やや押しつぶした
  ような形をしています。
キノエササラン
Liparis uchiyamae、(Liparis bootanensis

南西諸島の常緑樹林内の樹上に着生しています。チケイランLiparis bootanensisと同種とされることがありますが、ずい柱にかぎ状の翼が発達しない点で日本では別種としています。
日本産のチケイランより株は少し大きく、やや扁平ぎみになった丸い偽鱗茎を持ち、そこに葉を2〜3枚つけます。
秋から冬にかけて新芽の中心から長い花茎を伸ばし、緑黄褐色の小花をたくさんつけます。

栽培は、チケイランと同じく簡単です。直射日光を避け空気中の湿度が高いところをで管理します。
秋に新芽が出て冬から春に生長するので、冬は加温すると良くできます。
植え替えは夏の終わり頃が無難ですが年中可能で、ミズゴケ植えでよく育ちます。偽鱗茎は埋めず、根だけをミズゴケで植え込みます。
水やりは、ミズゴケの表面が乾いてからたっぷりあげます。
増殖は植え替え時の株分け、または古い偽鱗茎を植え込んだままで切り分けておけば芽吹きします。1個ずつに切り分けても芽が出ますが2個以上で切り分けると安心です。切り分けた古い偽鱗茎を湿らせたミズゴケに半分くらい埋めておいても出芽します。


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