マメヅタランの花のアップ   花のアップです。
  大きさは1cm未満
  写真ではわかりにくいですが透明感ある
  淡黄色花で唇弁は赤紫色に染まります。
自生地でのマメヅタラン   自生状態。
  樹木にくっついています。
  幹全体を覆いつくすほど群生していること
  もあります。
  シダ植物のマメヅタに似て見えますが
  慣れると遠目からでも違いがわかります。
  奈良県にて撮影。
マメヅタラン
日本では関東地方以西の樹木や岩などに着生する極小型のランです。明るくて風通しのよいところで見られます。
針金のように細くて這う茎に多肉質で径1cm前後の丸葉をまばらにつけます。シダ植物のマメヅタに似た姿のためよく間違われます。しかし初夏に咲く花を見ると小さいながらもランであることがわかります。見落とされがちな植物ですがかわいらしくて私は好きです。

栽培は、少し気難しいところがあります。流木やヘゴ・木炭などにつけて風通しよく明るいところに置くとよいでしょう。根が浮かないようにしっかり縛りつけておきます。着生させる時期は春だけにするのが無難です。他の季節に入手された場合は湿らせたミズゴケの上に乗せて仮植え状態で次の春まで待ちます。空気中の湿度は高いのを好みますが加湿は厳禁で蒸れに注意します。自生地では直射日光下で元気に育っていますが、栽培下では軽く遮光はした方が無難です。
シノブ玉やイワヒバの根につけてもよくできますが、陰になり過ぎないようにシノブ・イワヒバの葉はこまめに整理しましょう。
冬は水遣りは控えめにし霜に当てないようにしましょう。


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