オオイカリソウの花   イカリソウの仲間独特の4本のツノが
  ついている面白い花。
  薄く紅紫色に染まっています。
  栽培株(鳥取産)を雨の中撮影しました。
オオイカリソウ(トキワイカリソウの1タイプ)

メギ科の植物でイカリソウの仲間です。日本にはイカリソウの仲間が数種自生しそのほとんどが冬落葉しますが、トキワイカリソウ(オオイカリソウを含む)のみ常緑です。
トキワイカリソウは本州の日本海側に自生していますが、そのうち若狭湾より北に自生し花が白色でやや小さいものが狭義のトキワイカリソウで、若狭湾より西に自生し花は紅紫色でやや大きいものはオオイカリソウと呼ばれます。ここに登場してもらったのは鳥取産でオオイカリソウと呼ばれるものです。
イカリソウの仲間は花一個一個の寿命が短いので残念ですが、そのぶん個性ある花をつけ目いっぱい存在をアピールしているようです。春に咲きます。

栽培は、ソハキイカリソウに準じます。丈夫な植物で、鉢植えの場合いつの間にか根がよく張り目詰まりを起こしたり、すぐ水切れを起こすので、花後か秋または3月ごろに株割り(大きな株は割りにくいので丈夫な剪定バサミなどでザックリ切り分けます)します。あまり小さく分けないように注意しましょう。
新葉が春に出てきますが古葉より高く伸びるので、株姿をコンパクトにしたいなら春の芽出し前に古い葉をすべて取り除いて明るいところに置くと良いでしょう。


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