オフリス・ボンビリフロラのお花は蜂にそっくり!   オフリス・ボンビリフロラのお花です。
  まさに「蜂」の姿を思わせるデザイン
  です。
  
  チョコレート色をした唇弁の両脇はとくに
  蜂のふともも?にそっくり!!

  かわいいっ
クモっぽく見えるオフリス・ボンビリフロラのお花   お花を横から見たところです。
  蜂というよりちょっとクモっぽい…
  この角度は不気味かも…  
オフリス・ボンビリフロラの株姿です   株姿はこんな感じです。
  
  明るい緑色でネジバナを大きくした
  ような姿です。

  葉の縁が傷んでいるのは冬に霜に
  当てたせいです…
オフリス・ボンビリフロラ
Ophrys bombyliflora

地中海沿岸地方原産で、石灰岩地帯の日当たりよい道沿いの斜面や、草原、開けた森林、ときにはオリーブ畑や湿った草原に自生しています。
地下に丸い塊茎があり、秋になると地表にロゼット状に4〜8枚の葉を広げます。
春に高さ5〜20pほどの花茎を伸ばし、先端に1〜5個の花を咲かせます。
花には、淡緑色で楕円形の萼片が3枚と、三角形で表面に毛があり、黄緑色で基部はチョコレート色をした花弁が2枚、チョコレート色で表面に毛があり虫の形をした唇弁が1枚あり、英名で「Bumble Bee Ophrys」と呼ばれるだけあってマルハナバチにそっくりな形をしています。
花後、地上部は枯れて地中の塊茎だけで夏を過ごします。
オフリスの仲間の花はある種の雌蜂に擬態していることが知られていて、雄蜂の交尾行動を利用して受粉をしています。しかも花の色形だけを雌蜂に似せているだけでなく、雌蜂が発するフェロモンに似た成分を分泌し雄蜂を騙しています。すごいですね!!

栽培は、比較的易しくオフリスの初心者向けです。夏の休眠期に塊茎を、深めの鉢に赤玉土、鹿沼土、軽石砂などの混合土にバーク堆肥を1〜2割ほど混ぜた水はけよい用土で植え込みます。石灰石(寒水砂)は混ぜても混ぜなくても構いません。
置き場所は、葉がある季節はできるだけ日光に当てます。寒さにはそこそこ耐えますが、霜や凍結は株を傷めることがあります。休眠期は鉢ごと乾かして涼しい日陰で管理します。
水遣りは、葉がある季節は植え込み材の表面が軽く乾いてからたっぷりあげます。低温期は暖かい日の午前中にあげます。休眠期は月に1〜2回ほど軽く土が湿る程度に水をあげると塊茎がしなびることがありません。
肥料は出芽前の置き肥と葉がある季節(極寒期を除く)に月2〜3回ほど液肥をあげます。
増殖は塊茎が自然に増えます。


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