ウエマツソウの草姿です。 すんごく小さいんですよ〜 葉緑素を持っていないので菌から栄養を もらって生活をしています。 このページの写真は2009年8月に 和歌山県にて撮影しました。 |
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ウエマツソウの花は、花序の下部には 雌花がつき、上部には雄花がつきます。 雌花は野イチゴのようで、雄花は星型を しています。 |
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成熟中の実です。 イチゴ味のお菓子のような色を しています。 このあと完熟すると黄色みが増し 触ると種子がポロポロこぼれ落ちます。 |
ウエマツソウ(トキヒサソウ) ホンゴウソウ科の多年生の腐生植物(葉緑素を持たず菌から栄養をもらって生活しています)で、小笠原諸島と本州中部から沖縄県までのやや暗い林内の落ち葉の間に稀にみられます。 小さな草姿で、地上茎は夏に現れ高さ6〜20cmで細く、赤みを帯びていて頼りない姿です。緑葉は無く、鱗片状の小さな葉をまばらにつけます。 花は夏に咲き、径5〜7mm前後で、雄花が花序の先端側に、雌花がその下側につきます。 ホンゴウソウと同じく、非常に小さく落ち葉の間では目立たちませんが、ホンゴウソウよりやや鮮やかな色をしています。それでも生えていることに気づきにくい植物の一つです。 栽培は現時点ではできません。完全に菌に頼って生きているので、この関係を維持する方法を解明する必要があります。 |
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