ヨウラクランの花   極小さな花が沢山つきます。
ヨウラクランの花のアップ   花のアップ
ヨウラクランの着生状態   スギの横枝に着生している様子。
  
  手の届かない高いところに居ました。
  奈良県にて撮影しました。

ヨウラクラン

日本産の極小型の着生ランです。葉は肉質で独特の株姿。逆さ向きになって木や岩にくっついて生えています。春に株の先端からしっぽ状の花茎を伸ばし径約1mmの花をほぼ輪生して多数咲かせます。拡大してやっとランの花とわかるくらいの小さな花です。
すぐ株立ちになるので作りこむと株姿もかわいらしく、さらに沢山花茎を垂らしている姿もかわいらしく、私の好きな植物のひとつでもあります。似たような種でオオバヨウラクラン、アリサンヨウラクランが日本に生えています。海外にも同じ仲間が多くあり、株の大小や少しの違いはありますが似たような姿をしています。洋ラン展などで時々見かけます。

栽培はヘゴ付け、ミズゴケ植えのどちらもできます。根がとても細く強い乾燥はあまり得意ではないので気をつけますが、多湿は厳禁です。ナメクジ・カタツムリの食害に会いやすく、小さな植物体のため致命的です。暗いところでは徒長するので、明るめのところに置くのがよいでしょう。

  

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