イズミカンアオイのお花 その1   お花のアップです。
  よく見ると表面に短い毛が
  生えているんですがわかりますか?

  お花は個体差があって色・形は
  様々です。
イズミカンアオイのお花 その2   上記とは別の個体です。
  お花を少し斜めから撮影しました。

  カンアオイの仲間のほとんどが
  半ば土に埋もれた状態でお花を
  開きます。
イズミカンアオイのお花の内側が見えますか?   花の中が見えるように光を当てて
  撮影しました。

  お花の内壁にはアミダくじみたいな
  格子状の隆起線があります。
  ちょっと不気味系ですね。
イズミカンアオイのお花の横顔   お花を横から撮影しました。

  末広がりのカップ状になっています。

イズミカンアオイ
ウマノスズクサ科の植物です。大阪府南部と和歌山県北部(府県境付近)に見られるカンアオイの仲間で樹林下で見られます。
他のカンアオイの仲間と同様の葉を持ち、葉には銀白色の雲紋や亀甲紋、アラレ斑模様が入るものがあったり無地であったりと多様です。
花は3弁(花弁ではなく萼片)が開きカンアオイ独特の姿。秋から冬に咲きます(結実した場合は春まで花の形は残っています)。
他のカンアオイと同様、個体差が大きく花の色・形、葉の形・模様は様々で他種と見分けるのが困難な場合があります。
葉姿・花の大きさ・雰囲気・開花時期はカントウカンアオイに似て、花の形・花の中の格子状隆起線はヒメカンアオイ(スエヒロ型)に似ています。
和歌山県北東部とその近接地の奈良県の一部に生えているヤマトカンアオイ(キノカワカンアオイ)は非常に良く似ていて花の中の縦の隆起線の数が違うだけです(イズミカンアオイは縦隆起線が10本以上、ヤマトカンアオイは10本以下とされていますが、10本前後の個体は区別が困難。同じ株でも花により、または年により隆起線の数が違っていたりもします)。別種とするには無理があるように思います。
他のカンアオイもご覧ください⇒


栽培はアツミカンアオイに準じます。


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