キナンカンアオイの花 その1   花のアップです。
  口は小さく中の様子は見えにくい。
  花は個体差が大きい。
キナンカンアオイの花 その2   上の写真とは別個体。
  口はやや広めです。
キナンカンアオイの花の横顔   花を横から撮影しました。
  萼筒(俵型の部分)の口部側が
  少しくびれています。

  どこかかわいらしく見えませんか?
キナンカンアオイの葉   葉はやや艶があります。
  アツミカンアオイほどではありませんが
  やや打ち出し葉です。
  地模様・葉型は個体差があります。

キナンカンアオイ

ウマノスズクサ科の植物です。紀伊半島南部にだけ分布するカンアオイの仲間で樹林下で見られます。少し小型で、葉はやや艶があり深緑色地に銀緑色の模様が入りますが地味なものが多く無地の個体も多いです。葉脈部分が少しへこんだ打ち出し葉ですがアツミカンアオイほどではありません。
花は3弁(花弁ではなく萼片)が開きカンアオイ独特の姿。ヒメカンアオイに近縁でよく似ています。比較するとキナンカンアオイは萼筒の口部がややくびれます。秋に咲きます。
私が見た自生地では、渓流沿いの岩の隙間やその付近の結構明るい場所に生えていました。
カンアオイの仲間は日本に沢山ありますが、少し細かく分類しすぎの感があります。きちっとした整理と図鑑の発行が待たれます。
他のカンアオイもご覧ください⇒


栽培はアツミカンアオイに準じます。


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