ミヤマムギランのお花のアップです。 橙赤紫色の細長い側萼片が、 靴先のように合わさります。 花の中には濃赤紫色の短い 唇弁(リップ)があります。 |
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ちょっと変わった花色の ミヤマムギラン達です。 左側の写真は側萼片は黄色で 上萼片と花弁には紅紫色の条線が入り 唇弁は鮮やかな赤紫色に染まっている お花です。 右側の写真は赤紫色の着色が全くなく 淡い黄色のお花(素心花)です。 「キバナミヤマムギラン」と呼ばれます。 |
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ミヤマムギランの自生状態です。 垂直の岩にたくさん張り付いています。 木漏れ日が当たっています。 下は谷底で木と岩にしがみつきながら 撮影しました。怖かったです…。 和歌山県にて撮影。 |
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岩に張り付いています。 根元には枯葉が溜まっています。 写真の左側にある株は、岩より株元が 浮いています。 偽鱗茎(バルブ【シュードバルブ】)が 数珠みたいに連なっています。 |
ミヤマムギラン 日本の小型着生ランです。本州南部から四国、九州、沖縄と台湾にかけて分布し岩や木に着生しています。同じ仲間のムギラン、マメヅタランに比べると少し暗くより湿度の高いところで見られます。(もちろん同居していることもあります。) ムギランによく似ていますがより大きくて葉が長く葉先も尖っています。慣れてくれば一目で区別がつくようになるでしょう。海外にはもっと姿が似た種(しゅ)がたくさんあります。 花は先の尖った小さな靴のようでかわいらしく、夏に咲きます。ほとんどが赤紫色の花ですが、個体差があり赤紫褐色から橙赤紫色などもあり、時々黄色花(素心花)も見られます。 花もかわいいですが、株姿もなかなかかわいいです。 栽培は、ムギラン・マメヅタランに比べると栽培しやすいです。ヘゴつけ・木付けができますが、付けるときは根は浮かないようにした方が良いでしょう。春に付けてしまいましょう。小型のシダと寄せてつけてあげるとより元気に育ってくれます。 ミズゴケ植えもできますが、ミズゴケが傷む前に早めに植え替えをしてあげた方が良いでしょう。 あまり直射日光は好みませんので軽くでも遮光してあげるほうが葉艶よく機嫌よく育ってくれます。水は好きですが、過湿には注意しましょう。冬は軽くでも保護した方が無難です。 |
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