ムロウテンナンショウの花のアップ   花のアップ
  ほとんどがグリーンの爽やかな雰囲気。
  花の付属体の先端がマッチの先みたいに
  丸く濃い緑に染まっています。
  三重県にて撮影
自生地でのムロウテンナンショウ   自生地での状態
  葉は2枚で、小葉が7から17枚が鳥足状に
  ついている。
  奈良県にて撮影

ムロウテンナンショウ

サトイモ科テンナンショウ属の植物です。このテンナンショウの仲間は日本には約25種(細分すると40種以上)あり、分類が難しい仲間で多くは「テンナンショウ」や「マムシグサ」とひっくるめられて呼ばれることが多いものです。ここに登場しています「ムロウテンナンショウ」は愛知県、福井県から近畿地方にかけて分布しています。少し湿り気のある林縁でよく見られます。
花の構造はウラシマソウと似ていますが、花の付属体の先端がマッチの先のように少し膨れています。ウラシマソウと同じく芋(地下茎)の栄養状態によって性転換をする性質を持っています(テンナンショウ属に共通の性質です)。
春に蛇を思わせる面白い形の花をつけた姿は、山でもよく目立ちます。
※ムロウマムシグサキシダマムシグサの別名です。

栽培は、ウラシマソウに準じますが、小芋ができないので増殖は実生にたよります。


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