Pterostylis pedunculata   不思議な形のお花です。
  栗色(赤褐色)に染まります。

Pterostylis pedunculata(プテロスティリス ペドゥンクラータ)

オーストラリアに自生する小型地生ランです。夏は落葉し地下の塊茎のみで休眠します。花期は春で、花はこれらの仲間(Pterostylis属)特有の形(頭巾状になっています:写真をご覧ください)をし栗色に着色するところが魅力です。また、頭巾状になった花の中に小さな唇弁(リップとも呼ばれる花びらです)があり、そっと触るとまるでカラクリ仕掛けのようにすばやく内側に倒れこむところも面白く、この花の魅力です。
同じ仲間のPterostylis xfurcillataPterostylis curtaもご参照ください。

栽培は比較的容易でよく増えます。落葉期(夏から晩夏)に鹿沼土・赤玉土などの混合用土にかなり深めに植えつけます。
休眠期は乾き気味に管理しますが、出芽前(晩夏)から少しずつ水遣りを多くしていきます。出芽したらよく日に当てますが軽く日よけをしたほうが葉焼けを防げます。ある程度の寒さにも耐えますが最低5度以上は保ちたいものです。冬の間も成長しますので潅水のついでに液肥もあげます。花が終わり葉が黄変し始めたら徐々に水遣りを減らしていきます。


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